トップ > Good morning 学園長!
Good morning 学園長!について
21世紀に生きる若者のために、筆者が自らの体験に基づいて日本の教育や社会を熱く語るブログです。このブログには、日本の社会や若者に対して強く批判するところがありますが、これも言うまでもなく日本社会と日本の若者を愛すればこそ生まれた怒りであると思っていただきたいと思います。
タイトル横の「表示」ボタンを押すと本文が表示されます。ご意見・ご感想をコチラまでお寄せ下さい。
第107話 日本人の鎖国思考と携帯のガラパゴス現象
時事通信
海外勤務を望まない新入社員は2人に1人―。産業能率大学が28日発表したアンケート調査で、内向き志向を強める若者の実態が浮かび上がった。携帯電話のように日本国内で独自の進化を遂げて世界標準から掛け離れてしまう現象を「ガラパゴス化」と呼ぶが、産能大は「人材のガラパゴス化が始まるかも」と危惧(きぐ)している。
調査は6月、2010年度に新卒入社した18〜26歳の男女を対象にインターネットで実施。400人から回答を得た。
それによると、海外で「働きたくない」と答えた新人は49%。07年調査での36%から大幅に増えた。理由(複数回答)としては「海外はリスクが高い」(56%)、「能力に自信がない」(55%)、「海外に魅力を感じない」(44%)との回答が多かった。
一方、「どんな国でも働きたい」と答えた新入社員は27%で、こちらも3年前の18%から増加。人材の二極化が進んでおり、産能大は「海外志向が強い人材の確保に向けた企業間の争奪戦が注目される」と指摘している。
(私見)文化的に引きこもるかそうでないかの基準は、日本の若者の個人的な「自律の程度」ではないかと思っている。そして、その自律の確立に対する育成や阻害は、彼らが成長期にあるので、特に学校教育が中心となり、それに家庭と社会での教育がその要因となる。とすれば、今の日本の教育の前時代性から見て上に見た「49:27」の比率が如何に大きく、そして急速な日本社会の変化の指標であるかに驚かされる。私は現段階では、「10:1」ぐらいの腹づもりで捉えていたのだが。これは幕末の社会現象に類似しているのではないか?結局、時の社会のエリートとそれを支える精神的家父長制が崩壊して、市民、商人が台頭することになる。21世紀における「社会のエリート」とは、「精神的家父長制」とは、そして「市民、商人」とは一体誰を、何を指しているのか?
それでは、Good bye!
2010-07-29(Thu)
第106話 アマチュアに甘んじる日本の風土
久々です。いきなりですが、日本の若者は、「英語を翻訳できない、英語を話せない」教師に英語を習う。これは一体どういうことなのか?、私には分からないところです。中学でも、高校でも、予備校でも、あるいは英語の参考書を出版している、高校の入試問題を作成している、果ては大学の教養課程で英語を教えている、大学受験問題を作成している、さらに大学院の教授までが、実は「英語を翻訳できない、学術論文が読めない・書けない、そして英語には自信がない」と言うのです。私の所に来て、あるいはメールや電話で。そして、私は通信教育(奈良新聞社との共催「ヘッドライン翻訳コンテスト」や、本学園の「ネット通信予備校」や「院試・編入の通信教育」)だけではなく、毎週大学院・大学編入予備校でも現実にそのような人をこれまで20年以上にもわたって指導してきたし、今も指導しているのです。気持ちが切なくなるのです。しかし一方で、日本の若者や大人は高校受験と大学受験に合格すればいいと言って、まともに英語の一つもできない人に中学や高校、塾や予備校などで受験勉強の指導を受ける、受けさせている現実があるのです。ところがグローバル化された現代、日本のトップ企業でも語学力のない者は採用しない(トイック70%以上が最低条件、しかし日本の大学生の平均点は40%前後)と言うし、また日本の大学の偏差値は世界で求める専門性に通用しないという理由で採用しないという。そして、日本の若者は就職難だの氷河期だのと苦情ばかり言う。このような事態になっている、現実があるのに、なぜ日本人は進学教育とか言って、塾や予備校、私立の6年一貫教育の日本式アマチュア教育をそれほどまでに御執心なのか?なぜ疑問を持たないのか?恐らく、この社会は、英語のみならず万事がそうなのではないかと思っている。目を覚ませ、日本の若者たちよ!!
それでは、Good bye!
2010-06-26(Sat)
第105話 面白い記事ー「脳トレ」効果に疑問…英で1万人実験
コンピューターを利用した脳トレーニング(脳トレ)は、健康な人の思考力や記憶などの認知機能を高める効果は期待できないことが、ロンドン大学などの1万人以上を対象にした実験で分かった。
脳トレは世界的ブームになっているが、大規模な検証はほとんどなかった。英科学誌ネイチャーで21日発表した。
18〜60歳の健康な1万1430人を三つのグループに分け、英国で販売しているコンピューターゲームをもとにした脳トレを1日10分、週3日以上、6週間続けてもらい効果を調べた。
最初のグループは積み木崩しなどを使った論理的思考力や問題解決能力を高めるゲーム、もう一つのグループはジグソーパズルなどを使った短期記憶や視空間認知力を高めるゲームをした。残り一つは、脳トレとは無関係のゲームを行った。その結果、脳トレを続けたグループでは、ゲームの成績は向上したが、論理的思考力や短期記憶を調べた認知テストの成績はほとんど向上せず、3グループ間で差がなかった。
最終更新:4月21日12時34分
読売新聞
それでは、Good bye!
2010-04-22(Thu)
第104話 AERAに面白い記事(早期教育効果は小学生で消える)
AERA4月19日(月) 11時31分配信 / 国内 - 社会
──小学校入学前に読み書きを習得する子どもは多い。その風潮に警鐘を
鳴らす研究が報告されている。本質的な学力を決めるのは親子関係だという。──
都内に住む30代の母親は最近、4歳の女の子が図書館で読んでいる本を見て驚いた。絵はなく、漢字まじりの文字ばかり並ぶ小学校中学年用の読み物だ。自分の小学1年生の子どもは、入学してようやくひらがなを習ったばかりだというのに。思わず「すごいね」と声をかけると、女の子は「漢字も書けるよ」と言って、スラスラと漢字を書いた。女の子の母親と話すと、通っている有名私立幼稚園では珍しくない光景だという。
■所得よりも養育態度
最近、地方都市から東京に転居してきた40代の母親の長男が通った保育園は、外遊びを重視し、幼児の読み書きなど早期教育には批判的な方針だった。長男は文字をほとんど書けないまま小学校に入学した。入学後、近所の5歳の女の子が持っていた「お勉強ノート」を見て圧倒された。画数の多い小学校中学年向けの漢字がびっしりとノートのマスを埋めていた。入学後も、わが子がカタカナに四苦八苦する傍らで「5年生の漢字が書けるよ」「九九できるよ」と豪語する級友の存在を知り、長男が勉強についていけるか心配になった。
しかし、お茶の水女子大学の内田伸子教授(発達心理学)は、文字の読み書きなどの早期教育に批判的だ。内田教授は昨年秋の東アジア学術交流会議で「幼児のリテラシー習得に及ぼす社会文化的要因の影響」調査を発表した。
ちょうどその2カ月ほど前、文部科学省は全国学力テストの結果を分析し、親の所得が高いほど子どもの学力が高いという調査を発表していた。親の年収が 1200万円以上では国語、算数の正答率が全体の平均より8〜10ポイント高く、200万円未満では逆に10ポイント以上低かった。
だが、内田教授の調査では、子どもの学力格差は親の所得格差ではなく、親子のかかわり方が大きく影響していた。たしかに「読み・書き」能力だけみれば、3歳では親の所得や教育投資額が多いほど高かった。しかし、その差は子どもの年齢が上がるにつれて縮まり、小学校入学前に消滅した。文字などの早期教育の効果はわずか、数年しか続かないのだ。
すでに内田教授は20年以上前に実施した調査で、3、4歳で文字を習得している子と、習得していない子との差は、小学校入学後に急速に縮まり、1年生の9月には両者の差は消えてしまうということを指摘してきた。また、別の研究でも、漢字の習得では、早期教育を受けなかった子どもとの差は小学校2年生ごろに消滅し、むしろ国語嫌いは早期教育を受けた子に多かったということもわかっている(黒田実郎、「保育研究」)。
■想像力豊かな子は…
一方、幼児の語彙力については、親の所得や教育投資額が多いほど高かった。しかし、詳細な分析をした結果、語彙の成績を左右するのは所得や教育投資額ではなく、親の養育態度であるとわかった。
内田教授は、こう話す。
「語彙力というのは自律的思考力を支えるものです。所得が低い家庭であっても、子どもとのふれあいを大事にして、楽しい経験を共有するような『共有型』の養育スタイルの家庭の子どもの語彙得点は高いのですが、所得が高くても大人の思いを押しつけ、トップダウンで禁止や命令、体罰などを多用する場合は子どもの語彙の成績は低いのです。他の子どもとの比較や勝ち負けの言葉を多用するとか、子ども中心で親が犠牲となる教育も、学力基盤を育むのに効果はありません」
つまり親の「人間力」こそ、子どもの語彙力の発達には重要だということだ。しかも、この語彙力こそ学童期以降の子どもの学力と関連があると話す。
また内田教授が文字を習得している幼児と習得していない幼児に、それぞれ空想でお話をつくってもらったところ、文字を習得していない子どもの方が想像力豊かな内容だったという。こうした研究を通じて、過熱する一方の早期教育に警鐘を鳴らしてきた内田教授は、こう話す。
「幼児期には五感を使って親子で体験を共有することが大切です。親子のコミュニケーションや会話のやりとりを通じて、子ども自身が考えて判断し、親子の絆が深まっていく中で子どもの語彙力は豊かになる。お金をかけなくても子どもは伸びるのです」
■鈍る昼間の活動
研究者の間では以前から「早期教育」の効果に懐疑的な声は多かった。小児科医でもある、お茶の水女子大学の榊原洋一教授は、著書『子どもの脳の発達臨界期・敏感期』の中で、脳神経学的に胎児期や乳幼児期の早期教育の有効性を正当化する科学的根拠はないとしている。
むしろ、早期教育の弊害として一番心配されるのは、子どものストレスだ。東北生活文化大学の土井豊教授らが、1997年に幼稚園児の尿を採取してストレス値を比較したところ、早期教育を受けている幼児は、受けていない幼児に比べてストレスが高かった。さらに早期教育を受けている幼児は、昼間の幼稚園での活動が鈍くなっていた。幼稚園後の「お勉強」に備え、日中は活動を休止して子どもなりに心と体のバランスをとっているのだろう。日中の活動の低下は子どもの発育にとってよくはない。ほかにも早期教育を受けた子どもがストレスで情緒障害を引き起こしたケースや、親子の愛着関係に悪影響を及ぼした事例も報告されている。
都内に住むAさんは、長女の妊娠中からクラシック音楽や絵本の読み聞かせで胎教した。乳児期からは水泳、リトミックのほか、有名幼児教室にも電車で通った。自宅では幼児教室の教材やパズル、フラッシュカードで毎日1時間以上の早期教育を実践した。友達と自由に遊ぶ時間は少なかったが、長女に嫌がる様子も見えなかった。どんどん子どもが吸収していくのが嬉しかったし、何よりも子どものためと信じていた。
早期教育熱はやがて中学受験熱に変わる。Aさんの長女は、過酷な競争を勝ち抜き都内の難関の中高一貫進学校への入学を果たしたが、その後勉強熱が急速に冷めてしまった。競争の激しい進学校で成績は伸びず、大学受験は苦労した。
有名中学に合格し、張り詰めていた緊張の糸がプツンと切れてしまったかのように、その後の成績が伸び悩む例は多い。子どものストレスは早期教育で終わらない。小学校に入れば塾通い、中学受験、それが終わっても大学受験と、常に急き立てられていく。
■のしかかるストレス
先の榊原教授は、こうした塾や学習教室での先取り学習も逆の効果を生む危険性があると話す。日本には飛び級制度はないし、習熟度別クラスも少ない。塾などで勉強したことを学校で「復習」する状態が常に続くと、学校での勉強がつまらなくなる。
先の40代の母親の長男が通う小学校では「(学校の勉強は)簡単すぎてばからしい」と言う子どももいる。こうした子どもたちは、結果として学校の勉強に対するモチベーションが低下し、集中力も低下する。それこそが中学校以降の学力低下につながりかねないのだ。
だが、榊原教授は早期教育や中学受験に熱心な親たちを一概には非難できないと話す。格差が広がるばかりの社会で、親が子どもの幸せのためにできることといえば、よりよい教育を受けさせることと思いつめるのも無理からぬことだからだ。フラッシュカードで天才児が育つかのような、教育産業のマニュアル化した教材は魅力的に見える。
榊原教授はこう話す。
「早期教育が子どものストレスにならず『親子のふれあい』に寄与する程度なら使っても良いでしょう」
フラッシュカードは、知能開発のためではなく、親子のコミュニケーションのために使えばよい。
Aさんの長女は、大学入学後に幼い頃の塾通いについて、
「辛かった。お母さんにはいやだとは言えずに我慢していた。幼稚園の友達と、もっと遊びたかった。中学受験なんて必要なかった」
と涙を溢れさせながら訴えた。
Aさんは「頭にガツンとパンチをもらった感じ」だった。今まで注ぎ込んだお金と時間と苦労を思うと「間違いだった」とは認めたくない気持ちも残る。でも、「ごめんね」と、長女に心の底から詫びた。
早期教育の効果はわずか数年足らず。だが、子どものストレスは成長した後も心に長く重くのしかかる。内田教授は、
「子どもはお母さんが大好きだから嫌とは言わない。だからこそ、親は子どものストレスのサインを見逃してはいけない」
と話している。
ライター 麻生奈央子
(4月26日号)
* 最終更新:4月19日(月) 11時31分
* AERA
それでは、Good bye!
2010-04-19(Mon)
第103話 Burnout Syndrome(燃え尽き症候群)と日本の教育(その一)
このバーンアウトの症状がどのようなものであるかを「ウイッキペディア」から引用すると次のようになります。
まず、この言葉の由来ですが、「この言葉は、1970年代半ば、アメリカで対人サービスのメンタルヘルスが注目されるようになり、1974年にアメリカ(ドイツという資料もあり) の精神心理学者 ハーバート・フロイデンバーガー(Herbert J. Freudenberger)のケース分析の中で初めて使われたという。」ことだそうです。
・
次に、この症状の原因とその特徴を一言でいうと、「ハーバート・フロイデンバーガーの定義によると、持続的な職務上ストレスに起因する衰弱状態により、意欲喪失と情緒荒廃、疾病に対する抵抗力の低下、対人関係の親密さ減弱、人生に対する慢性的不満と悲観、職務上能率低下と職務怠慢をもたらす症候群。」ということになります。
・
そこで、その症状の原因となる「持続的な職務上のストレス」を具体的にいうと、「極度のストレスがかかる職種や、一定の期間に過度の緊張とストレスの下に置かれた場合に発生する。会社の倒産と残務整理、リストラ、家族の不慮の死と過労などに多い。」ということになります。
・
また、この症状の特徴は、「朝に起きられない、会社または職場に行きたくない、アルコールの量が増える、イライラが募るなどから始まり、突然の辞職、職場に対する冷笑感、無関心、過度の消費などにはけ口を見出したり、最後は仕事からの逃避、家庭生活の崩壊、対人関係の忌避、最悪の場合、自殺や犯罪などに終わるという。」
・
ここで、私がなぜこのバーンアウトを取り上げたかというと、現代の若者の中にこの症状、もしくはこれに類似した症状を多く見かけるからだけではなく、そもそも心身ともに健全な若者を育てる義務のあるはずの「教育関係者」が善意(知らない)もしくは悪意(知っている)によってこの症状の社会的再生産の一因という役割を果たしているのではないかと危惧しているからなのです。
第二回目から、具体例を示しつつこの症状の「原因・特徴・治療法」について考えていきたいと思います。
それでは、Good bye!
2009-12-04(Fri)
第102話 21世紀のガリレオ
17世紀の初頭、ガリレオは教会による裁判の中で、神や天地創造と「地動説」を結び付ける言葉として有名な「それでも地球は回っている。」と叫んだと言われる。
しかし思うに、我々が生きるこの21世紀においても、社会や国家を構成する国民一人一人の市民意識・道徳・信条の中で、あるいはその国民によって作り上げられた教育や社会・国家のシステムの中で、「地動説」の言う社会的・信条的・自然的「真実」(the truth)が重く評価されるのではなく、ますます軽く扱われてきているように観察できる。
国民の意思の総体が国家の意思である(民主主義の原理)のなら、国民の意思の形成が「真実」と乖離して形成されても、その意思による社会を「民主社会」と呼ぶのは、天動説を叫んだ中世とあまり変わらないように思われる。なぜなら、「真実」こそが、人の意思の総体の「中心」に位置していなければそれは民主主義における意思ではなく別の意味における(市民社会以前の制度)意思に他ならないからである。
不思議なことだが、最近、時に「真実」という言葉を新聞やテレビで接するのは、それと何か関係があるのだろうかと思っている。
それでは、Good bye!
2009-11-22(Sun)
第101話 判断力・決断力・実行力
人間が人間として成長するというのは、言うまでもなくこの判断力と決断力と実行力が幼児期から成人期にわたって成長すると言うことである。このことは個人から社会人へ、あるいは無責任から有責へと人間としての評価が異なることからも分かることである。
従って、教育は何のためにあるのかというと、この判断力と決断力と実行力があり、責任の取れる自立した社会人を育てるためにあるのは言うまでもないことである。
ところが、現在の教育の実態は、一方では受験指導を教育と捉え、他方ではフリースクールを含め底辺校(一般にそう呼んでいる)を社会福祉の一環として捉えている。転じて社会を見ると、オレオレ詐欺や麻薬が若者層にはびこり、労働基準法無視の就労関係がまかり通り、そして定年後の人生を描けない無気力な老人の実態がある。まさに、世は末である。
そこで、日本人に問いたい。教育は何のためにあるのか、そして人生は何のためにあるのかと。
それでは、Good bye!
2009-10-19(Mon)





